カーペット張替
古く汚れが目立ってきたカーペットは、家ダニの発生源にもなます。最近では、カーペットをやめてフローリングやクッションフロア-(CF)に張り替えるといった、リフォームが主流です。
しかし、足の疲れ、すべりや転んだときの危険性を解消してくれるなどのメリットもああります。特に階段にはカーペットを敷く事をおすすめします。
このページでは、そんなカーペットを簡単に張替え出来るように説明しています。
下地の調査をします。
隅の方を少し剥がし、下地を確認します。
木質かコンクリートか、またカーペットの施工方法が、両面テープや接着剤、又はグリッパー工法なのかを調べます。
・下地が木質系、両面テープや接着剤の場合はロールカーペット又はタイルカーペット
・コンクリート、両面テープや接着材の場合はタイルカーペットを選びます。
尚、グリッパー工法で施工されている場合はフローリングに張り替える事を強くお奨めします。
グリッパー工法できれいに張り替えるのはかなり難しく、又材料を仕入れるのが困難だという事と、カーペットを剥がした後の高さ調整が必要になります。
どうしても、カーペットを張りたい場合はコンパネを敷き詰め下地調整を行います。
ロールカーペットを張る
古いカーペットを剥がす
古いカーペットを剥がします。両面テープや接着剤が床面についている場合、ケレンやスクレーパーなどを使ってきれいになるように剥がして下さい。床材を傷つけないように注意し、最後はきれいに掃除をします。
カーペットテープを貼る
部屋の周囲にカーペット用の両面テープを張ります。そしてカーペットの継ぎ目部分になるところにカーペットテープを貼りましょう。
そして、カーペット中央くらいの位置にカーペットテープを貼ります。この時はまだ、剥離紙を剥がさないで下さい。
尚、継ぎ目を重ね切りする場合は、カットした後で継ぎ目テープを貼ります。
1枚目のカーペットを仮置きする
少し部屋の長さより大きめにカットした1枚目のカーペットを壁際に沿って仮置きをします。
壁とカーペットが平行でなかったり、途中で凹凸がある場合は、幅定規を使い正確に線出しをおこない、カッターでカットします。
壁際にピッタリと納めることが出来たら、ずれないよう中央テープの剥離紙を剥がして固定します。
2枚目以降のカーペットを貼る
2枚目、3枚目と少しだけ部屋の長さより大きめにカットしたカーペットを突きあわせながら順番に置き、ずれないようにして中央テープと継ぎ目テープで固定します。
最後のカーペットは、1枚目と同じように壁際部分を幅定規を使って正確にカットして、ピッタリと合わせて下さい。
中央テープで固定し、カーペットが重なり合った部分を真っ直ぐにカットします。
そして、カットした箇所に継ぎ目テープを貼り付けます。
カーペットの余分な部分をカットする
部屋の周囲のカーペットテープの剥離紙を剥がし、カーペットの端部分や柱などの出っ張り部分を、金ベラを押し当ててカットします。このとき、押さえベラでグッと力強く押し付け、しっかりと角を出してやることがコツです。
尚、押さえが効かない大きな柱などがある場合、角部分に少しずつ切り込みを入れながら角を出し押さえベラでしっかりと押さえ込んでカットしましょう。
階段部分にカーペットを貼る
階段部分は1段ずつサイズを測り、カットしたものを下から順に、カーペットテープを使って貼り付けます。余分な部分は押さえベラで角を出してカットします。そして段鼻の裏側は、ガンカッターで固定して下さい。
タイルカーペットの貼り方
タイルカーペットは裏面にゴムを貼り付けた重量感のあるカーペットで、50cm角や45cm角といった四角い形をしています。通常は接着剤やテープを使わずに置き敷きで施工しますが、メーカーによって仕様が異なるため、確認する必要があります。尚、タイルカーペットには方向がありますので、作業の前に方向を揃えて積んで下さい。施工の前にはあらかじめ敷き方や色の組み合わせを決めておきましょう。
基準線を決め置いていく
タイルカーペットは部屋の中央から四方に向かって貼っていきます。このときに気をつけなければならないのが、端まで敷き詰めた際、端部が極端に細くならないような位置を基準にしましょう。部屋の寸法を確認しながら基準を決め、1枚ずつ敷き詰めます。
壁際の処理
壁際の処理は(a)のタイルカーペットの上に(b)のタイルカーペットを壁に沿わして重ねあわせ(b)を定規代わりにして(a)をカットします。カットした(a)を壁際に、(b)を(a)の元の位置にして敷きます。
カーペットの張替えやタイルカーペットをきれいに貼る注意点
以上の方法で、カーペットの張替えやタイルカーペットをきれいに貼ることができます。カーペットのリフォームを行なう際の注意点として、とにかく隅をしっかりと押さえてカットすることです。
張替えの場合は、剥がしたカーペットで新しいカーペットの型取りをしてもいいでしょう。